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もう一人の自分 [サイコシンセシス]

先日、自分の中にあって、怒っている自分や悲しんでいる自分をいつも冷静に、ありのまま受け止めている「セルフ」のことを書きました。

感情に振り回されそうなとき、「セルフ」の存在を思い出してそこに立ち返れば、もう一人の自分が眺めているように客観的な気持ちになれます。

また、こうした概念を知らなくても、第3者的に冷静に自分を見つめられる人もいます。

ではどうしたら「セルフ」に出会えるか・・・。
「セルフ」は誰にでもありますが、普段はなかなかその存在に気づきません。
気づくためには多少の訓練も必要かもしれません。

まずは、今の自分の感情を意識すること。

怒っているのか、いらだっているのか、悲しいのか・・・。

その感情が良いか悪いかという評価はしません。
ただ感情に気づくだけ・・・気づいている部分、それが「セルフ」です。

あぁ、こんなことで怒ってるんだな・・・とそのままを受け止めます。

「セルフ」を自由に意識できるようになれば、感情のコントロールもしやすくなるはずです。

野球やサッカーの選手が会心のプレーができたとき、「もう一人の自分が自分のプレーを見ているようだった」とか、「ボールが止まって見えた」などということがよくありますが、これも「セルフ」のなせるわざでしょう。

フィギュア・スケートの荒川静香選手が、ジャンプしながら回転の成否を冷静に判断できたのも「セルフ」の存在が大きいと思います。
回転が足りず失敗するかもしれない、と動揺する感情に振り回されていたら、本当に失敗したかもしれません。

もちろん彼らは「セルフ」という概念は知らないかもしれませんが、「冷静に見つめるもう一人の自分」としてその存在に気づき、活用しているにちがいありません。

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私らしいって何? [サイコシンセシス]

(そんなこと言うなんて・するなんて)あなたらしくない、あなたはそんな人じゃないはずよ、いつからそんなふうになったの? あなたって怒りっぽいわね、あなたはいつもやさしいわね、あなたが怒ってるところ見たことない・・・

こんな言葉をよく人から言われたり、人に言ったりもしますね。

でも、「あなたらしくない」ことをしているのも私だし、「そんな人じゃないはず」って言われても、これも私。
「いつからそんなふうに~」って言われても別に変わったわけじゃない。
いつもいつも怒っているわけではないし、やさしくないときもあれば、腹を立てることもある。

私たちにはいろんな面があると思いませんか?
相手や状況によって使い分けることもあるし、そのときの気分で違うときもある。
でもどれも自分であることには変わりません。

多重人格などではなく、一人の人にいろいろな面があって、そのときどきで違った面が現われるのは当たり前のことです。
ただ、現われやすい面があるかもしれないだけのことです。

そしてこのいろいろな面(ちょっと専門的に言うと、サブ・パーソナリティ)を常に冷静に見つめ、あるがままに受け容れ、ときにはコントロールする「セルフ」という「私そのもの」が存在する、という心理学の考え方があります。

「セルフ」-私そのもの-は常にニュートラルで、怒りっぽい面も、泣き虫なところも、いじけやすいところも、やさしいところも、すべてそのまま、批判も評価もせずに受け容れています。

どうしようもなく落ち込んでしまっているのは「落ち込みサブパーソナリティ」に振り回されてしまっているのだし、怒りを爆発させて収集がつかなくなってしまうのは「怒りのサブパーソナリティ」がでしゃばっている・・・自分が落ち込みそのものや、怒りそのものになっているわけではありません。

そして、「セルフ」の存在を意識することで、いじけてしまったときには「いじけやすいサブパーソナリティが出てきたんだ・・・」、怒りすぎたときには「怒りのサブパーソナリティ出現!」と、客観的に眺めることもできるのです。

もちろん、喜怒哀楽が活き活きと表現できる方が素敵です。
でも感情に振り回されて辛くなったとき、この考え方を思い出し、「セルフ」という第3の視点から自分を客観的に見ると、ちょっと冷静になれるかもしれません。

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